福岡大学工学部社会デザイン工学科
レジリエント防災研究室
Disaster Resilience Research Laboratory
Department of Civil Enigineering, Fukuoka University


研究室配属を希望する学生さんへ
Information on Assignment to DRR-Lab.


研究室配属希望を検討している福岡大学工学部社会デザイン工学科の学生向けの情報です


研究室の目標

レジリエント防災研究室は,2016年4月,福岡大学工学部社会デザイン工学科に新しく誕生した研究室です。災害に強いまちづくりを,防災・減災だけでなく,今あるものを最大限に活用しつつ,災害からの復旧・復興を含めた,災害適応力の高いレジリエンスな防災技術を研究・開発し,得られた成果を世界へ発信していきます。



レジリエント防災研究室は,
  • 世界に通用する研究成果を地盤工学/地震地盤防災/豪雨地盤防災/気候変動適応学などの分野で生み出し続けること
  • 研究に関するアクティビティが学内で最も活発な研究室になること
  • 自ら取り組む研究の活動を通じて,技術者・研究者としての力を高め,世界で活躍できる人材を輩出できる研究室であること
の3点を目標に掲げています。

この目標の実現のために様々な取り組みを行い, 学生のみなさんが快適に・楽しく・モチベーション高く研究ができる環境を整え,みなさんの成長と目標達成をサポートしていきます。

研究テーマ,研究環境,GM・DM・ゼミ・イベント,進路等について順に説明します。



研究テーマ



地球温暖化・気候変動に起因して激甚化する気象災害、切迫する巨大地震への対応。新たなステージに対応した防災・減災技術が求められています。 亜熱帯化が予測されている九州、そして、多様な地質・地形からなる九州の地盤は、地域特有の問題を抱えることになるでしょう。 何が問題となるのか、どのように適応すべきか、レジリエンスな防災技術の構築と解決策の提案を目標に、次の4つの大きなテーマを掲げています。
  • 【地震時地盤防災】地震のような繰返し荷重を受ける地盤材料の力学特性の解明
  • 【豪雨時地盤防災】極端豪雨時における土砂災害の激甚化メカニズムに関する研究
  • 【気候変動適応防災】地域災害免疫力向上のためのバーチャルタイムマシン開発に関する研究
  • 【メンテナンス防災】社会インフラの維持管理・補修補強技術に関する研究
卒業研究では、こちらからあげるテーマ候補群の中から選んでもらったり、一緒に考えたりして研究テーマを決定します。着手テーマの決定は2月上旬を予定しています。

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研究環境



レジリエント防災研究室では,次の4つの項目を念頭に,みなさんの成長の場の整備に努めます。
  • 研究に必要な実験設備,解析装置,調査道具,研究スペースなど研究設備を整備し,研究室学生が快適に研究に取り組める環境を整えることに努めています。
  • 研究に必要な書籍類と文具類はもちろんのこと,学会等における研究発表,共同研究機関との打ち合わせ,現地調査に関わる旅費等も含め,研究遂行に必要となる費用は研究室費でサポートします。
  • 自ら取り組む研究以外にも,関連分野の知識に触れるセミナーや現場見学会,OBやOGを含めた技術者・研究者とのつながりの場を提供します。
  • コロナ禍にも対応できるリモート研究環境を積極的に導入し,きめ細かな研究指導だけでなく,研究室メンバーの相互コミュニケーションとして活用いただけるICT環境を整備します。

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GM・DM・ゼミ・イベント等



卒業研究のねらいは,「着手研究テーマに対し,研究活動を通じて,背景・目的・研究計画の理解,関連知識や関連研究の習得,実験・解析・調査の実施,結果の報告ができ,得られた成果を卒業論文として取りまとめること」です。

目標達成のために,研究グループに分かれたきめ細かなグループ・ミーティング(GM,「個別ゼミ」,週1回実施)研究室全体で行うディスカッション・ミーティング(DM,「研究の進捗状況報告・意見交換会」,1〜2か月に1回の頻度で実施)の2本の柱で,順調な卒業論文完成を完全サポートします。

研究に取り組むために必要な基礎的な知識や技能を習得するゼミの開催しています。研究室メンバーには頼りになる大学院生も在籍しています。はじめての卒業研究でもスムーズに取り掛かることができるよう配慮しています。

その他、歓迎会,忘年会,卒論・修論打ち上げなど研究室交流イベントや現場見学会もあります(今年度はコロナ対応でオンライン)。





研究室卒業生の進路



現在在籍している卒論生も含め,5年間での卒論在籍者数はトータル71名です。進路は,公務員や公益企業(3名),ゼネコン(13名),コンサルタント(21名),そして,大学院進学(17名)です(今年度内定も含む)。

卒研配属以降,進路に関する個別面談を定期的に実施しています。エントリーシートの添削,企業選択に関するアドバイスも行っています。 卒研着手後の就職活動となりますが,進路決定まで就職活動に支障の無い範囲で,卒業研究に取り組むことができます。

大学院進学が可能な学生さんには,大学院進学を薦めています。それは,卒業研究と修士研究のねらいを比べると分かります。
  • 卒業研究のねらい
  • 「着手研究テーマに対し,研究活動を通じて,背景・目的・研究計画の理解,関連知識や関連研究の習得,実験・解析・調査の実施,結果の報告ができ,得られた成果を卒業論文として取りまとめること」
  • 修士研究のねらい
  • 「着手研究テーマに対し,研究活動を通じて,背景・目的の理解,研究計画の立案,関連知識や関連研究の習得,実験・解析・調査方法の立案,実験・解析・調査の実施,結果の報告ができ,成果の一部を研究室内だけでなく学会でも発表することができ,得られた成果を修士論文として取りまとめること」
修士課程の2年間は,修士研究を通じて、高度土木技術者が求められる企画力,プレゼンテーション能力,コミュニケーション能力を高めることができる期間と考えています。研究室はみなさんの成長をしっかりサポートいたします。



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Last updated: 23 Nov., 2020

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