本講義では景観工学における基礎知識を習得し、 公共空間整備を巡る景観設計・計画の理論と実践について学習します。ここでは景観の価値や概念的枠組みを踏まえた上で、景観の分析指標ならびに住民参加の捉え方等について講述し、フィールド演習を通じた景観デザイン能力の実践的育成を目指します。


 高度情報化社会と呼ばれる今日、情報処理技術の習得は必要不可欠となりつつあります。また社会基盤整備を巡る方策を考える際、データ整理から法則性を把捉することは有効な作業となります。本演習では、情報処理の基礎知識、文書作成(Word)、表計算(Excel)、プレゼンテーション(Power Point)の基本について学習します。さらに、基本統計量の計算、相関・回帰分析、クロス集計などの統計的なデータ分析および多変量解析の基礎について、実際にExcelを用いた習得を目指します。


 本講義では土木技術者として必要な知識であり、かつ講義では会得しにくい理論や実践的な手法について学ぶために開講される演習であり,構造演習と空間演習の2つから成ります。空間演習では、実空間を対象にオープンスペースのプランニングからデザイン提案までの一連の作業(模型制作)より、人の流れ(動線)と休憩地点(簡素な建築物の設置を含む)あるいは風景を眺める場(視点場)等を考慮した有機的な空間構成について学びます。


 本講義では地形、水辺、オープンスペース、都市などを対象事例としながら、ランドスケープデザインの基礎知識、着眼点ならびに基本的方法論の習得を目指します。ここでは魅力ある空間づくりに対する景観デザインとコミュニティー・デザインの可能性およびその現状について考究し、デザイン演習などを通じた実践的育成を目指します。