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 宮崎県宮崎市に位置する「宮崎海岸」は昭和50年代後半に入り海岸の侵食が顕著に現れ、傾斜護岸や離岸堤等の整備による侵食対策が図られており、浜崖後退の抑制と砂浜再生が急務である。それに伴い平成20年度から国土交通省直轄による侵食対策事業が実施されており、平成24年度に突堤の着工、平成25年度に日本で初めての導入となる埋設護岸及びサンドパック工の施工が開始された。本事業では侵食だけに特化した対策のみならず、周囲の景観や環境、利用にも配慮がなされている。その結果、突堤の被覆ブロックは既設ブロックの形状ならびにエイジングとのバランスを考慮し、既設護岸との連続性が目指され、さらに被覆ブロックの洗い出し仕上げを施すことによって一様な汚れを促進させた。サンドパック工に関する景観検討は、「宮崎海岸」に適したサンドパックの質感や色調の選定に大きく貢献し、また2段積み構造形式の導入により、海岸線や後背地の保安林に対する砂浜からの眺めを保全できた。
全編 宮崎海岸侵食対策整備事業( P1~40 : 32.74MB )