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Research研究内容

 安全で安心な社会基盤・都市をデザインするためには、構造工学の知識は不可欠です。そこで、本研究室では、"安心で安全な社会基盤のデザイン″を構造工学的観点から研究しています。

本研究室で行っている研究を大別すると以下の4つのグループに分けることができます。

土木遺産関係 〜日本の歴史的橋梁とその保存について〜

 設計標準化が行われる以前の古い橋には風格があり、デザイン性も優れていました。歴史的価値が認められ文化庁や土木学会などにより、近代土木遺産として多数認定されています。当時の橋梁デザインを調査すると供に、土木遺産の補修方法についても検討しています 

維持管理関係 〜劣化橋梁のメカニズムや強度の解明〜

 橋梁をはじめとした構造物は一度造られると数十年にも渡って供用されます。つまり、数十年スパンで考えると、わが国におけるインフラのストックは増加する一方であり、ストックされた構造物を如何に維持管理していくかが重要な課題となっています。そこで、コンクリート構造物を対象に合理的な維持管理技術の確立に向けた研究について取り組んでいます。

石造アーチ橋 〜石造アーチ橋のメカニズムや強度の解明〜

 日本における石造アーチ橋は江戸時代後期から大正期にかけて造られ、一部は現在も使用されてます。しかし、その設計方法や終局強度は明確に解明されていないのが現状です。そこで、石造アーチ橋の終局強度や維持管理などについて、力学解析等を用いて検討しています。

地下空間の多角利用 〜魅力的な地下空間利用に関する研究〜

 都市の空間利用、地球環境問題や景観保全などの課題解決の為に地下空間利用が重要視されています。さらに、近年多発する異常気象や大規模地震などの災害から人々や社会財産を守るため、耐震性・遮蔽性・恒温恒湿性などの優位性を生かした地下空間の活用がますます重要となっています。
 そこで、より安全で魅力的な空間として利用するため、力学的観点はもちろん、人の心理や感性など様々な観点から検討しています。

 

福岡大学工学部社会デザイン工学科構造力学研究室

〒814-0180
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工学部5号館3F

TEL 092-871-6631(内線6493)