イベント 2020年度
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研究室のイベントを紹介します。


■福岡県の4月7日からの緊急事態宣言の発出で、大学では新型コロナウイルス感染予防と感染拡大の防止のため、インターネットを利用した遠隔での授業が4月24日(金)から始まりました。それに伴い研究室活動を5月1日(金)13時よりWebにて開始しました。卒論生は顔出しが恥ずかしいのかカメラのスイッチを入れてくれません。自己紹介の折のスピーチだけでは学生の為人が掴めませんでした。対面による研究室活動が待たれるところです。





■4年生主催の『1年生歓迎会』が例年は5月に開催されます。しかし、1年生は入学したもののWebによる遠隔講義のため学友とも接する機会もなく過ごしております。そこで、当研究室では副担任や学友との交流を図るため、5月18日(月)の6限目にWebミーティングを行いました。
 教職員&1年生の自己紹介に始まり、副担任制の説明が行われました。学科では副担任が1年次から3年次まで担任することや年に2回面談を行うこと、学生生活全般でサポートする体制を整えており、学生生活で困ったときや進学などの相談などがあるときは副担任に気軽に相談すること、などの内容でした。
 その後は3班に分かれて、他己紹介のために相互インタビューを行い、お互いを知ることに費やしました。最後は再び全員で他己紹介を行いました。講義が始まって1ヶ月程になりますが、例年ならば友達もでき、サークルに入るなどの大学生活に慣れてきているところですが、学友の顔も分からない状況のなか10名程度の学友ですが存在を確かめることができた貴重な時間のようでした。





■9月3日に卒業論文の中間発表をwebで行いました。人前で仲間の目を見てのプレゼンではありませんでしたので、物足りない中間発表会でした。これは致し方ないことであります。人数制限のない全学生が通学できる日常になることを願わずにはおれません。




■10月13日の卒業論文のミーティングの様子です。




■3月19日(金)は卒業式です。2年連続で新型コロナウイルス感染拡大防止のため卒業式なしと思っていましたところ、学科単位の卒業式を行うことになりました。そこで、社会デザイン工学科では3密を避けるために大教室の133教室で、大学院の修了式も含めて保護者参加なしでの式典を執り行いました。天気にも恵まれ、他学科との3密を避けるために社会デザイン工学科は13時30分開始となりました。卒業していく学生にも送り出す教員にとっても卒業式というセレモニーは必要であると、この2年間のコロナ禍を通して強く感じました。

 その後、15時より研究室で部屋の換気を充分に行いながら院生の菅さんの司会進行で、これからの抱負等を含めた挨拶を行いました。そして最後に、最初で最後の研究室メンバーの記念撮影を行いました。1年間の卒業論文の指導の殆どがリモートでのやり取りでもどうにか卒業論文は出来上がりました。しかし、学生同士が切磋琢磨して成長していく様を見ることも出来ず、教育現場としてはweb講義の限界を感じた1年間でした。学生は大学へ登校してお互いに助け合いながら、励まし合いながらコミュニケーションを取りながらの最後の大学生活を送ることができませんでしたが、これからの社会人のニーズであるwebの基本はマスターできたと良い方向に捉えています。

 これまでのように5号館別館3階の研究室での研究活動を殆ど行わなかったため、一部の卒論生を除いて研究室を去っていく実感が湧かない卒論生もいることでしょう。そのような状況下でも卒論生から心のこもったプレゼントを頂きました。ありがとうございました。社会人院生の菅さんから技術者の先輩として巣立っていく技術者の卵の卒論生に、三角スケールが一人ひとりに送られました。物事は一方向からでなく多方向から、また、尺度を変えながら見るようにとのアドバイスで、仕事に行き詰った折には三角スケールのように他方向から、尺度を変えると解決策が見えてくるとの意味を込めたプレゼントでした。

 世の中がOA、IT、AIと進んでも、いつの時代でも働く姿勢は変わりません。身を惜しまずに汗を流して一生懸命働いてください。そうしていると困ったときに誰かが助けてくれます。ご卒業おめでとうございます。















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