

本専攻は組織上「工学研究科」の中に置かれますが、工学部全学科はもとより、循環型社会を形成するに必要な自然科学、医学、農学、薬学、社会科学等と総合的・有機的な連携をもてるように指導を行います。
21世紀に世界が求める「高度な実務家(プロフェッショナル)」の育成を目指しています。



本専攻は、工学部のみならずさまざまな分野の学生や社会人で構成されます。入学後半年間、多様なメンバーが一体となって、実地見学・集中講義を中心とした「資源循環総合演習」を実施することにより、環境を形成する因子群とそれらの相互関係の理解を徹底させます。

研究を通じて環境創造に参加させることにより、「頭脳と肉体が一体化した」バランスの取れた「高度の実務者(プロ)」を育成します。このことがベンチャー企業の起業家精神を育むことにつながります。

JICA(国際協力事業団)、海外で活躍するコンサルタント・建設会社等での実習(インターンシップ)や海外研修、海外機関との共同研究、本学の交換留学提携校への留学等を通じて、国際化に対応する人材の育成を行います。

本学には、様々な形で国内外の環境問題の解決に貢献している教授陣がいます。本専攻では授業・演習に工夫を施し各自の目的に応じ教授陣のノウハウを吸収できるようにします。また修士論文の副査として、研究指導にも当たることになっています。

七隈キャンパスでは長期間にわたる廃棄物理立実験が、北九州市の資源循環・環境制御システム研究所内では国内最大規模を誇る大型実験槽・浸出水高度処理設備・各種計測機器を用いた研究が、環境科学技術研究所では稼働中の浄水場を利用した実証実験が、それぞれ行われています。さらに北九州市エコタウンの諸施設との共同研究による実証研究も可能です。また社会人は、出身母体の施設で働きながら研究できるよう配慮します。




研究科名 | 専攻名 | 課程名 | 入学定員 |
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工学研究科 | 環境循環・環境工学専攻 | 修士課程 | 10名 |
エネルギー・環境システム専攻 | 博士課程後期 | 4名 |