CURRICULUM POLICY教育内容

学生(受験生)の皆さんへ

 化学システム工学科は、福岡大学工学部の中でも、有機・無機化学、物性、反応、流動、伝熱、プロセス制御など、非常に広い学問分野を学べる学科です。このため、必ず自分の志向に合った専門分野が見つかり、就職に際して選べる業種も広がると言えます。 化学システム工学科のカリキュラムは、これらの学問分野を体系的に学べるように授業科目が十分に考慮してされていますが、これらの科目の多くは、数学と物理の学力が必要であり、入学時の数学の理解度と卒業時の成績には強い相間があることが分かっています。このため、リメディアル数学とリメディアル物理(補習授業)を1年生前期に開講していますので、学力に不安のある人は是非受講してください。

教務担当 加藤 勝美

1年次の時間割の例(2025年度入学)

  • 必修科目
  • 専門教育
    選択科目
  • 工学共通
    選択科目
  • リメディアル科目
曜日
1限
(9:00-10:30)
フレッシュマン・
イングリッシュ
工業無機材料
2限
(10:40-12:10)
線形代数 化学工学と社会 リメディアル物理 基礎無機化学A
基礎物理化学
力学A
3限
(13:00-14:30)
微分積分Ⅰ 基礎有機化学Ⅰ
基礎物理化学A
基礎無機化学
基礎有機化学Ⅰ
4限
(14:40-16:10)
生涯スポーツ演習Ⅱ 化学実験 フレッシュマン・
イングリッシュ
第2外国語
5限
(16:20-17:50)
第2外国語 化学実験 リメディアル数学
曜日
1限
(9:00-10:30)
フレッシュマン・
イングリッシュ
物理学実験 化学工学計算法 キャリアデザイン
2限
(10:40-12:10)
線形代数II 物理学A 物理学実験 分析化学
基礎物理化学B
力学B
3限
(13:00-14:30)
グラフィックデザイン(A) 微分積分II 基礎有機化学Ⅱ
基礎物理化学B
分析化学
基礎有機化学Ⅱ
4限
(14:40-16:10)
生涯スポーツ演習Ⅰ グラフィックデザイン(B) フレッシュマン・
イングリッシュ
第2外国語
5限
(16:20-17:50)
第2外国語 線形代数(再)

化学システム工学科の科目一覧

行列と行列式Ⅰ 微分積分Ⅳ 情報処理基礎 研究開発序論
行列と行列式Ⅱ 関数論 工業微生物学概論 基礎防災学
力学A 力学C 化学工学演習Ⅱ 化学工学演習Ⅲ
力学B 物理学C 化学工学実験Ⅱ 化学工学演習Ⅳ
物理学A 統計 外書講読・コミュニケーション 化学装置設計
基礎物理化学A 機器分析 化学工学物性定数
(医療薬理化学)
卒業論文
基礎物理化学B 量子化学概論 無機製造化学 数理統計I
基礎無機化学 化学工学演習Ⅰ 高分子化学 化学工学特別講義
基礎有機化学Ⅰ 化学工学実験Ⅰ 反応工学 電気工学通論
基礎有機化学Ⅱ 工業無機化学 伝熱工学 エネルギー工学概論
物理学実験 工業有機化学 物質移動工学Ⅰ
化学実験 化学工学数学 物質移動工学Ⅱ
グラフックデザイン 応用物理化学 拡散分離工学
分析化学 化学反応速度論 地球環境科学
化学工学と社会 流体工学 機械的分離工学
修学基礎演習 輸送現象 化学プロセス工学
化学工学計算法 化学工学プログラミング 応用物性工学
工業無機材料 生物科学 生物化学工学
工業有機材料 粉粒体工学 触媒プロセス工学
技術者倫理 環境工学概論 プロセスシステム工学
行列と行列式Ⅰ 微分積分Ⅳ 情報処理基礎 研究開発序論
行列と行列式Ⅱ 関数論 工業微生物学概論 基礎防災学
力学A 力学C 化学工学演習Ⅱ 化学工学演習Ⅲ
力学B 物理学C 化学工学実験Ⅱ 化学工学演習Ⅳ
物理学A 統計 外書講読・コミュニケーション 化学装置設計
基礎物理化学A 機器分析 化学工学物性定数
(医療薬理化学)
卒業論文
基礎物理化学B 量子化学概論 無機製造化学 数理統計I
基礎無機化学 化学工学演習Ⅰ 高分子化学 化学工学特別講義
基礎有機化学Ⅰ 化学工学実験Ⅰ 反応工学 電気工学通論
基礎有機化学Ⅱ 工業無機化学 伝熱工学 エネルギー工学概論
物理学実験 工業有機化学 物質移動工学Ⅰ
化学実験 化学工学数学 物質移動工学Ⅱ
グラフックデザイン 応用物理化学 拡散分離工学
分析化学 化学反応速度論 地球環境科学
化学工学と社会 流体工学 機械的分離工学
修学基礎演習 輸送現象 化学プロセス工学
化学工学計算法 化学工学プログラミング 応用物性工学
工業無機材料 生物科学 生物化学工学
工業有機材料 粉粒体工学 触媒プロセス化学
技術者倫理 環境工学概論 プロセスシステム工学

年次カレンダー(2018年度入学生以降)

年次 内容
1年次
  • カリキュラム、科目登録
  • 「大学での目標と達成度の記録簿」の受け取り(半期ごとに記入)
  • 担任教員による面談・修学指導
  • 4年間の履修計画立案(1年次は38単位以上の修得を目標に)
  • 12月末にコース希望提出(化学工学/分子工学を選択)
2年次
  • 化学工学(JABEE)コースと分子工学コースに振り分け
  • 各コースに沿った科目履修
  • 3年次進級関門(60単位)クリアを目指す
  • ●チェックポイント/60単位以上など

3年次
  • 4年次進級関門(100単位)クリアを目指す(第2外国語の要件に注意)
  • TOEIC受験を奨励(大学院入試で必須)
  • 12月末にゼミ仮配属(コースによらず自由に選択可能、後期成績発表時に確定)
  • ●チェックポイント/100単位以上など

4年次
  • 卒業研究に取り組む
  • 卒業研究発表と卒業論文作成
  • 卒業必要単位(130単位)以上の修得を目指す
  • 「大学での目標と達成度の記録簿」の提出
  • ●チェックポイント/130単位以上など

卒業
  • 大学院進学あるいは就職

JABEEについて

jabeeのロゴ
 当学科ではJABEE(日本技術者教育認定機構)の1999年の発足後、いち早く教育改革に取り組み、 学生教育について様々な新しい試みを実施して参りました。それが実り、2002年度の「化学および化学関連分野」の審査でJABEE認定を獲得しました。さらに2007年、2012年、および2018年に継続審査を受け、引き続き認定されています。

 認定された教育プログラム名は「化学工学コース」であり、当学科に設けられた卒業条件とは、いくらか異なった要件をもつコースです。所定の要件を満たした学生には、卒業と同時にJABEEの認定する「化学工学コース」の修了証が与えられます。 また、技術士(国家資格)の第一次試験が免除され修習技術者になることができます。

 JABEEは、技術者教育プログラムについての国際的協約であるワシントン協定に2005年に正式加盟しました。したがって、JABEEの認定した教育プログラムは米国、英国、カナダ、オーストラリアその他の加盟国間で相互認定がなされます。そこで当学科のコースを修了すれば、国際的に仕事をするような場合に、しっかりした技術者教育を受けた者との保証が得られることとなります。  なお、「化学および化学関連分野」での認定は、九州では当学科が最初です。