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Q&A 化学システム工学科のここを教えて!

自分が何に向いているのかわからない。自分がやりたいことがまだ漠然としている。
卒業生の就職先を見てもわかるように、化学システム工学科からは多岐にわたる職種に就職が可能です。これは、応用化学的な分野からプラント設計などの化学工学的な分野、あるいはコンピュータシミュレーションなど、幅広い分野を網羅して学習できるからです。また1,2年は基礎をじっくり学習し、3年次進学時に自分の学びたい分野に応じてコースを選択する制度を取り入れています。さらに卒業研究は選択したコースに捉われず自分の希望する研究室のテーマを選べる、非常に柔軟性のある教育制度を取っていますので、大学の授業を受けて自分の向いている分野あるいはやりたいことをじっくり考えることが出来ます。
就職がきちんとできるか心配。
化学システム工学科では3年次からの就職活動に対応するために、学科専用の就職資料室と常駐のスタッフを置き、リアルタイムでの就職情報の配信や相談にあたっています。また、国内でも数少ない化学工学教育を実施していますので、化学システム工学科だけに求人を要請してくる企業もあります。企業経験のある教員もいますので、親身になった助言・指導もしてもらえます。
大学院へ進学したい。
化学システム工学科では多くの学生に大学院進学を勧めています。これは最近の進捗速度が著しい化学技術にきちんと対応するためには大学院進学が欠かせないと考え、大手化学企業も大学院生採用が主流になっているからです。大学院に進学すると、ティーチングアシスタント(TA)として、研究しながらのアルバイトが可能となりますので、学費の負担も軽くなります(TA分を含めると学費負担は国立大学院並)。勿論他大学の大学院への進学も可能です。
研究者になりたい。
化学システム工学科では企業での研究開発経験が豊富な教員、OB、あるいは現役の企業人による講義科目として、技術者倫理、研究開発序論、化学工学特別講義を設けています。これらを履修することにより、研究者としての心構えは勿論、今企業で求められている人材とはどのようなものなのか、などの知識を得ることが出来ます。なお、研究者になるためには大学院進学は必須です。
高校で物理や数学が苦手だった、あるいは一部を履修していない。
化学システム工学科では高校の数学・物理を網羅的に復習するリメディアル科目を、正規の授業とは別に設けています。数学的あるいは物理的な思考は、どの分野に進む場合でも、化学者や技術者には必要不可欠なものですので、「不得意だな」とか一部学習をしていない人は必ず受けるようにしてください。過去先輩たちもリメディアルを履修し、専門の単位をきちんと取って卒業していっていますので、心配は要りません。
英語学習はどのようになっているのでしょうか。
1年次の「化学工学と社会」ではグループで一つの課題について調査し発表を行う学習を経験します。また上記の「外書講読・コミュニケーション」では英語の専門書を読むだけでなく、その内容発表も行うカリキュラムとなっています。聞いている人に納得してもらうよう、いろいろな工夫をしますが、これは実社会に出てすぐに役立つ経験となっています。
これからの社会ではコミュニケーション力が重要と聞きました。
一般教養科目として学習する英語(ネイティブによる授業あり)の他に、化学システム工学科では1年次の「修学基礎演習」や3年次の「外書講読・コミュニケーション」で実用的な英語を学ぶ、ユニークなカリキュラムを組んでいます。
化学システム工学科ではどのような資格が取得可能ですか。
まず、JABEEコース修了(卒業)者は技術士第一次試験免除の特典が与えられ、所定の登録を受ければ「技術士補」の資格を取得することができます。これは大きな特色です。 また、次のような数多くの資格について、各自が受験し、取得可能です。 【就職につながる資格】 化学物質の取扱いに必要となる危険物取扱者免許、高圧ガス取扱者免許、毒物劇物取扱責任者免許、公害防止のための公害防止管理者免許、環境計量士免許など、これら以外に数多くあります。
友人が出来るか不安。
化学システム工学科では、ものづくり研修(工場見学)を兼ね、入学直後に宿泊研修(福岡大学やまなみ荘1泊)を実施していますので、早期に友人を作る機会があります。また、当学科では10人程度の人数できめ細かい担任制を取っており、上で述べた「化学工学と社会」ではこの仲間で発表資料を作りますので、自然と知り合いを作ることが出来ます。担任の教員の予定などはFUポータルのオフィスアワーに掲載されていますので、都合の良い時間帯に訪問し、質問や相談を自由に行うことが出来ます。